「色の白いは七難隠す」から考える色の効果

肌の色は人への印象も変えるもの

色の白いは七難隠す、ということわざがある通り日本人は美肌志向が強いですし肌の色で人への印象を変えることができます。
美白であること、キメの整った肌であることで周囲の人へ見た目で好印象を与えることができるのです。

このように言われると誰もが色白になるよう努力をするべきと思われがちです。
しかし、最近ではあえて日焼けをすることを心がけているという女性も少なくありません。

白い肌も日焼けした肌も人に与える印象というのは違うものです。
そこで、ここでは肌の色によって相手に与える印象の違いを紹介していきます。

肌の色が人に与えるイメージ

昔は白い肌というのは貴族や支配階級といった階級の高い人の象徴となるものでした。
庶民は屋外で労働をしなければならず、自然と日焼けをしていたためです。
そのため、白い肌でいることができるということは高貴な証であり、富裕層の象徴となったのです。

しかし、最近では外で労働する人よりもフィス内で仕事をする人の方が多くなっています。
そのために庶民は日焼けするものということは一概に言えなくなってしまっています。
ですから肌が白いことが階級を表すものではなくなってしまったのです。

欧米では日本とは逆の考えがずっと持たれてきました。
日焼けしているというのはバカンスをしっかりと満喫している証しとなっていたのです。
そのため、肌が焼けているというのはセレブの象徴とされてきたのです。

しかし、これも今ではイメージが変わりつつあります。
温暖化の影響でオゾン層が破壊され皮膚への影響が危険視されるようになってきています。
そのため、日焼けによって肌にシミができること皮膚癌になることを恐れ日焼けを避けるという人も増えているのです。

そのため、最近ではこういった階級やセレブリティのイメージは肌の色では決められないようになっています。
多くの人は肌が白いことに対して清楚や女性的、上品といったイメージを、肌が焼けていることに対しては活動的、明るい、積極的、若いというイメージを抱いています。

日焼けのしやすさは似合う色を決める

その人に似合う色を診断するパーソナルカラーというものがあります。
この中で日焼けのしやすさが判断基準の一つとして用いられることがあり、これはメラニン量を確認することが必要です。
一般的にメラニン量が多い人は日焼けをしにくくメラニン量が少ない人は日焼けをしにくいです。

メラニン量が多い肌と合わせて皮下を流れる静脈や動脈の色も肌の色に影響をします。
イエローベースとブルーベースとがあり、この４つを組み合わせて似合う色を見極めていくのです。

そのため、その人に似合う色と日焼けのしやすさしにくさは影響しているのです。
ですから、日焼けしやすい人は日焼けした肌が似合うものであり、日焼けしにくい人は色が白いのが似合うということになります。