なかなか落ちない汚れを諦めない
日常生活の中で、どれだけ気をつけていても家のなかが汚れてしまうことはあります。
その際、時には思うように汚れが落ちないということもあるものです。
そういった時、自分たちではできず、プロに依頼をしたり塗り替えや張り替えといった作業をしたりしなければならないと思っている人も少なくありません。
しかしながら、実際にはそのようなことはありません。
場所によって落ちやすい場所、落ちにくい場所があるのは当然であり、汚れや材質に合わせて道具をうまく活用することが重要なのです。
この汚れの仕組みと落とし方を理解しておくと今まで落とせなかった汚れも落とすことができることが多くあります。
そこで、ここでは自宅で落とせないと思っていた汚れを落とすために汚れの性質とその際に役立つ道具を紹介していきます。
道具を選ぶ方法
最近はホームセンターや100円ショップで色々な洗剤と掃除用具とが販売されています。
使うことで汚れを落ちやすくしたり、簡単に楽に汚れが落とせるようにする便利グッズであったりその種類は様々です。
ただし、きちんと正しい使用法を知らずに選ぶと汚れが広がったり傷をつけたりする原因になりますから注意が必要です。
例えば、スポンジひとつを取っても浴室用、キッチン用、メラミンスポンジと色々な種類があります。
もちろん用途によって種類が分けられているのはそれぞれの場所にあった特性があるためです。
一般的にスポインジというのはポリウレタン製の柔らかい面と研磨粒子の入ったナイロン製の硬い面とで構成されています。
こうすることで汚れが簡単に落ちる場所は傷がつきにくい柔らかい面で洗い、頑固な汚れがついている場所は硬い面でしっかりとこすり落とすことができるのです。
ただし、硬い面はゴシゴシ洗ってしまうと傷がつくのでフッ素加工のものやプラスティックといった使う場所に気をつけることが必要です。
メラミンスポンジは驚くくらい汚れが落ちるとして最近話題を集めています。
しかし、その原理をわからず使ってしまうと危険です。
メラミンスポンジが汚れを落とす原理は消しゴムと同じように表面を薄く削って汚れや着色している場所を落としていきます。
そのため使用する場所によっては塗装や表面加工が落ちてしまう危険があるので注意が必要です。
洗い物をする際、スポンジで洗い落としきれない汚れを落とす場合にはタワシやブラシを使用します。
汚れを書き出しやすいために、排水溝に使用したり頑固な汚れを落としたりするのに便利です。
しかし、ブラシやタワシによって毛の硬さも違いますし傷のつき方も違います。
そこで、掃除する場所が傷つかないように事前に目立たないところに使用して試すこと、あまり力を入れすぎないことが重要です。
また、そもそも汚れにくい家を選ぶことも大事です。
新築マンションは元々汚れにくい加工を壁や床に施していることがあります。
風呂の床も水弾きのよい特殊素材を使用している場合、ほとんど手入れしなくても汚れません。
新しい住居の購入を検討している方は、素材にも注目してみてください。